妊娠前の栄養について

皆さん、こんにちは。

最近は涼しくなり、もう季節は秋になりました。

秋は食べ物が美味しい季節ですよね。美味しいからついつい食べ過ぎてしまうことも。。

さて私は、2か月前の8月に開催された学会に参加してきました。

多くの先生方のご講演の中で、「妊娠はプレコンセプションケアから始まる。」というトピックスの中の1つ、「妊娠前の栄養ケアが未来を変える」というご講演を拝聴し、非常に興味深い内容でした。

その内容を皆さんに知っていただきたいと思いましたので、一部ではありますが紹介させていただきます。

プレコンセプションケアとは、生涯にわたり、身体的・精神的・社会的に健康な状態であるための取り組みとして、「性別を問わず、適切な時期に、性や健康に関する正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めたライフデザイン(将来設計)や将来の健康を考えて健康管理を行う」という内容になります。

では、なぜプレコンセプションケアが必要なのでしょうか?

それは、妊娠前からの生活習慣や病気が妊娠・出産、赤ちゃんの健康につながるからです。

そして、もう一つの理由としては、若い女性の栄養問題が挙げられます。

栄養の乱れによって、肥満・痩せの増加や糖尿病・高血圧などの病気の問題の1つとなっているそうです。

痩せ・肥満は、排卵障害や月経異常などを引き起こします。妊娠したとしても妊娠糖尿病や低体重児の出産になったり、赤ちゃんにも影響が出ることがあります。

そのため、妊娠前の栄養は妊活中の女性にとって非常に重要となってきます。

食べ物が美味しい季節ですが、自身の健康・家族の健康・将来に向けて、生活習慣の改善をしていきましょう。

当院では、管理栄養士による栄養カウンセリングを行っていますので、ぜひご利用ください。