近年、将来の妊娠に備えて「卵子凍結」を検討される方が急速に増えています。
キャリア形成、ライフプランの多様化、晩婚化、「いつかは子どもを持ちたい。でも今はその時期ではない」そう感じている方にとって、社会的卵子凍結は大きな選択肢のひとつです。
卵子凍結のメリット
・年齢による卵子の質の低下を回避できる可能性
・将来の妊娠に向けた選択肢を残せる
・ライフプランに合わせた人生設計が可能になる可能性
・「今は妊娠できない」という不安が軽減される
知っておきたい現実とデメリット
・妊娠を保証するものではない
若い時に凍結しておいた凍結卵子を使っても、必ず妊娠・出産できるわけではありません。
・身体的・精神的負担がかかる可能性
頻回の通院が必要となります。連日のホルモン注射や採卵手術を伴います。
卵巣機能によっては1回の採卵で獲得できる卵子の個数が希望に満たないこともあります。
・費用がかかる
病院によって料金は異なりますが40万~50万円、保管料は毎年必要です。
また将来の体外受精にも追加費用が必要です。
それでも、今「選べる」ことが大きな価値
重要なのは「する・しない」ではなく「正しく知った上で選べる」ことです。
そして今、卵子凍結は個人だけが負担する医療ではなくなりつつあります。
企業の福利厚生の増加
米国では2014年のFacebookでの導入を皮切りに福利厚生として卵子凍結の助成が普及しました。
現在日本の企業でも徐々に導入が進んでいます。
従業員向けの制度があれば数十万円単位の補助が受けられるケースもあります。
人事担当者に確認したり、導入していなければ福利厚生制度の導入を働きかけるのも一案ですね。
大阪府の助成制度
大阪府では早発卵巣不全患者等妊孕性温存治療助成ということで、対象となる方が卵巣機能不全と診断された方に限られています。(2026/1現在)
具体的には大阪府のホームページを確認してください。
~大阪府早発卵巣不全患者等妊よう性温存治療助成試行事業~
*大阪府池田市は卵子凍結を希望する女性に市独自の助成を行っています。
詳しくは池田市のホームページを確認してください。
補助金の申請や企業制度利用には条件・期限があるため、早めの情報収集・専門医への相談が重要です。
一人で悩まず、まずは相談
社会的卵子凍結は「今すぐ決めなければいけない治療」ではありません。
情報を整理し、あなたに合った選択肢を知ることが最初の一歩です。
「話を聞くだけ」でも大丈夫です。
未来の選択肢を、今のあなたが広げてあげませんか?
参考ブログ
社会的卵子凍結って本当に安心?~メリットとデメリット、両方を知った上で選びませんか?~
ライフプラン(社会的卵子凍結)
妊よう性温存治療助成について

