採血のおはなし

こんにちは!
12月に入り、一気に寒くなりましたね⛄

去年も同じ時期にブログを担当していたので今回読み返してみたのですが、
2021.12 のブログ 睡眠ホルモンメラトニン

今年もやはりクリスマスや年末年始が楽しみだな~と同じことを考えて過ごしています🎄

(🌝ユニバのツリーを見てきました。)


さて、寒さが本格化してきた最近。

朝の採血をさせて頂くときに、
みなさんの手や腕が冷たいことが増え、
そんなところからも冬が来たなぁ、と感じています。

クリニックではホルモン検査等で採血をする機会が多いと思いますが、
採血が好きという人はあまりいませんよね。

今日は採血についてのお話をしてみようと思います。💉

まず、採血で看護師が穿刺している血管は静脈という血管で、
全身から血液を心臓に戻す血管です。

駆血帯というバンドで締め、
一時的に血液を通りにくくすることで血管を見えやすくし、
穿刺しています。


🌝駆血帯を締めたら、軽く手を握ってくださいね。
🌝当院では採血時の神経損傷をできるだけ防ぐために、翼状針を使って採血をしています。
 
 できるだけ痛みも少ないように23ゲージの細い針を使用しています。



採血部位は基本的には肘の内側(肘窩)、血管が見えにくい場合は手の甲などになります。

最初に肘の内側が選択されるのは、腕をまくるだけで簡単に露出できることと、この部位の静脈は皮膚の表面に近い所を通っており、また皮膚も柔らかく穿刺しやすいためです。


駆血帯で締める前から血管が見えていて分かりやすい方、締めればよく分かる方、締めても目視は出来ないけれど触れば分かる方、何をしても分かりにくい方、本当に人それぞれです。


また、絶食時や冬の寒い時期には血管が収縮してしまい血管が出にくくなってしまうことがあります

そのような時には手を温めると改善されることがあるので、
今の時期ならばホッカイロで温めたり、
院内でもホットパックを使用したりして、対応することがあります。


採血後はしばらく圧迫止血した後、絆創膏を貼ります。

完全な止血ではないため、数分は待合室で圧迫していただくようご協力をお願いしています。

また、過去に採血で気分が悪くなった経験がある方や、
体調に心配がある場合にはベッドや処置台に横になって採血をすることもできますので、
遠慮なくお申し出ください。


それでは今年もあと1週間!

体調に注意し、元気に過ごしていきましょう。