みなさん、こんにちは! 院長の園田桃代です。
2026年も2月となり、節分も過ぎましたね。
皆さんは恵方巻、食べましたか。
今年の縁起の良い方角は南南東だったようですね。
縁起物といえば、おみくじ。
私は初詣で毎年ひいているのですが、今回は初めて見るおみくじに出会いました。
その名も「大福」
大吉をさらに上回る、とても縁起の良い運勢とのことです。
医療に携わっていると、妊娠率など、つい数字が気になってしまうのですが、「大福」がどのくらいの確率で出るのか調べたところ、その確率はわずか4%とのこと。すごく嬉しかったです!
大福おみくじに「笑う門には福来る」と書かれていましたが、まさにその通りだと思います。
私たちスタッフ一同も、笑顔を大切にしながら日々の診療に向き合ってまいります。
皆さんも、どうぞ笑顔で前向きな毎日をお過ごしください。

今回のブログは卵管鏡下卵管形成術FTについてお話しますね。
当院では開院当初から、また私は20年以上FTを行っており、豊中市内だけでなく、大阪市、箕面市、吹田市など大阪全域から『卵管のつまり』に悩む方に来院いただいております。
FTは医学的に有効性が確立された治療法であり、適応のある方には治療選択肢の一つとしてご提案しています。
そのFTは、卵管内の閉塞・狭窄部位にカテーテルをピンポイントで到達させる、非常に精密な手術です。そのため、高い成功率(開通率)や妊娠率を目指すうえでは、「卵管のどの部位が閉塞・狭窄しているのか」を正確に把握することがとても大事です。
そのために必要な検査が「子宮卵管造影検査(HSG)」なのです。
卵管の通過性を調べる検査には、HSG、通水・通気検査がありますが、当院はHSGで卵管閉塞・狭窄と診断した場合にFT適応と判断しております。
当院がHSGを重視する理由は、得られる情報の正確性にあります。
〇通水検査(水を通す検査): 水を注入した際の抵抗感や、卵管から流出した水をエコーで確認する検査のため、閉塞の有無は推測できますが、「どの部位が」「どの程度」狭くなっているのかを正確に把握することは難しい検査です。
〇HSG(レントゲン撮影): 造影剤が卵管のどの部位(間質部なのか、峡部なのか)で止まっているのか、卵管の走行や形態を、客観的な画像として正確に確認することができます。
FTは全ての卵管閉塞に万能ということではなく、卵管の子宮側(間質部~峡部)の閉塞・狭窄が対象の手術です。

事前のHSGで卵管病変の部位を正確に把握しておくことがFT適応を決める上でとても大事なのです。
当院には、「他院で卵管がつまっていると言われた」という理由で、セカンドオピニオンとして受診される方も多くいらっしゃいます。
「検査を受けた医療機関でなければ、手術の判断はできないのでは?」と思われるかもしれませんが、そのようなことはありません。
他院で撮影されたHSGの画像データやフィルムをお持ちいただければ、それをもとにFTの適応があるか診断いたします。
いただいた画像から「FTで十分に妊娠のチャンスが期待できる」と判断できた場合には、手術計画を進めていきます。
ただし、前医で通水検査のみを受けている場合や、HSGを受けていても画像が不鮮明で判断が難しい場合には、改めて当院でHSGを受けていただくことをご提案することもあります。
また当院では、プレコンセプションケアの一環としてHSGも行っています。
“私の卵管はどうなっているんだろう”と不安に思われている方、卵管はつまったことで痛い!というような自覚症状はないため、どうぞお気軽にご相談ください。
院長 園田桃代

