こんにちは。院長の園田です。
毎日厳しい暑さが続いていますが、みなさん体調はいかがでしょうか。
暑さによる疲労や寝苦しさによる睡眠不足、冷房による冷えなど、この時期は体調を崩しやすい季節です。どうぞ無理をせず、水分補給や十分な休息を心がけながらお過ごしください。
これだけ暑い日が続くと、つい外出も億劫になってしまいますよね。
それでも、「せっかくの夏だからこそ、季節を感じたい」と思い、先日、大阪の夏の風物詩である天神祭へ出かけてきました。
夕暮れから夜にかけて多くの人でにぎわう街を歩き、夜店をのぞいたり、久しぶりに金魚すくいを楽しんだりと、夏ならではの風情を満喫しました。ちなみに、自分でも驚いたのですが、金魚すくいでは7匹すくいあげました!
また、お囃子のリズムに合わせて踊る踊り手の皆さんの姿がとても印象に残りました。指先をしなやかに曲げ、手足をくねらせて舞う踊りは、龍が天へ昇る様子を表現しているそうです。暑さの中、汗でびしょびしょになりながら踊る踊り手の皆さんのはじけるような笑顔と、その生き生きとした様子に、私自身もたくさんの元気をいただきました。
暑さはまだまだ続きますが、皆さまも体調に気をつけながら、夏ならではの楽しみを見つけてくださいね。

さて今回は、当院で大切にしている「問診」についてお話ししたいと思います。
初めて受診される患者さんの中には、「どうしてこんなに詳しく質問されるのだろう」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
当院では、診察の最初に行う問診をとても大切にしています。
問診は単なる情報収集ではなく、患者さんお一人おひとりに適した治療を提供するための、大切な診療の一部です。

問診から見えてくること
問診では、現在の症状だけでなく、これまでの病歴や手術歴、服用中のお薬、アレルギー、生活習慣、妊娠・出産歴、これまでの不妊治療歴などについてお伺いします。
また、不妊治療では、月経周期や排卵の状況、他院での治療経過、ご夫婦それぞれの健康状態なども、治療方針を考えるうえで欠かせない情報です。
こうした内容は、検査だけでは分かりません。患者さんのお話を丁寧に伺うことで、検査結果だけでは見えてこない診断の手がかりや、より適切な治療方針が見えてくることがあります。
基礎疾患の確認が重要な理由
問診の中でも重要なことのひとつとして、基礎疾患(持病)の有無や現在服用されているお薬の確認があります。
高血圧、糖尿病、甲状腺疾患、自己免疫疾患、血栓症の既往などは、不妊治療だけでなく、妊娠経過にも影響を及ぼす可能性があります。そのため、患者さんの健康状態を正しく把握したうえで、治療方法や使用する薬剤を選択することが大切です。
また、妊娠中の使用に注意が必要なお薬もあるため、必要に応じて主治医の先生と連携し、安全性を十分に考慮しながら治療を進めています。
「妊娠すること」だけではなく、その先まで
私たちが目指しているのは、「妊娠すること」だけではありません。
妊娠中の経過や出産、そして赤ちゃんとお母さんの健康まで見据え、安全に妊娠・出産を迎えていただくことが何より大切だと考えています。
そのため当院では、プレコンセプションケアにも積極的に取り組んでおり、必要に応じて基礎疾患のコントロールや生活習慣の改善についてもご提案しています。
当院が大切にしていること
私たちは、検査データだけではなく、患者さんのお話や背景を丁寧に伺うことを診療の基本としています。
一見、不妊治療とは関係がないように思われる病気や生活習慣が、治療方針や妊娠経過に影響することも少なくありません。
だからこそ初診時の問診には時間をかけ、患者さんお一人おひとりの声に耳を傾けながら、医学的根拠に基づいた最適な医療をご提供したいと考えています。
問診は、安全で質の高い医療を提供するための第一歩です。
患者さんから伺う情報と検査結果を総合的に評価することで、お一人おひとりに適した治療をご提案することができます。
「こんなことを話してもいいのかな」と思われることでも、診療のヒントになることは少なくありません。気になることやご不安なことがありましたら、どうぞ遠慮なくお話しください。
患者さんとの対話を大切にしながら、一緒に安心して治療に取り組んでいけるクリニックでありたいと考えています。
院長 園田桃代

