妊活中の「貧血」と「フェリチン」の話

過去の採血で「貧血はありません」と言われたことはありませんか?
妊活中の女性にとって大切なものはヘモグロビン(Hb)の値だけではありません。
今回は貧血と深く関係する「フェリチン」についてお話します。

そもそも貧血とは
ヘモグロビンは赤血球に含まれる赤いタンパク質で、全身に酸素を運ぶ大切な役割を担っています。
そのためヘモグロビンが11以下の貧血になると、倦怠感、息切れ、めまい、動機、頭痛などの症状がみられることがあります。
鉄はヘモグロビンを作るために絶対に欠かせない必須ミネラルです。
特に女性は月経によって毎月出血するため鉄不足になりやすいといわれています。

採血でヘモグロビン値に異常がなかったから大丈夫とは限りません。
ここで重要なのがフェリチンです。
フェリチンは体内に鉄を蓄える役割をもつ高分子タンパク質で体内の鉄(貯蔵鉄)の状態をみるための指標のひとつです。
鉄が不足してくると、まず体に蓄えられている鉄が少なくなり、その後ヘモグロビンにも影響がでて貧血につながることもあります。
そのため「ヘモグロビンは正常でもフェリチンが低い」というケースもあります。
ヘモグロビンは正常だからといって、体内の鉄も十分とは限らないのです。

また、妊娠後は胎児の成長や胎盤の形成、母体の血流増加などにより、鉄の必要量も増えていくため貧血を起こしやすくなります。
そのため、妊娠を考えている段階からご自身の体内の鉄の状況を知っておくことは大切です。

当院では管理栄養士による個別栄養カウンセリングを実施しており、カウンセリングを受けられた方には、必要に応じて採血でフェリチンを検査しています。
フェリチンの女性の基準値は5~120ng/mlと言われていますが、妊活中には少なくとも50ng/ml以上必要と言われています。そのためフェリチンが50ng/ml以下であればヘム鉄サプリメントのご提案、食事指導を行っていますので妊娠を目指す今から身体を整えていきましょう。
栄養カウンセリングやフェリチンについて気になる方はお気軽にスタッフにお声がけくださいね。

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