「ART保険適用元年」~今何ができる?受精着床学会に参加してきました。

京王プラザホテル

みなさん、こんにちは。看護師の濱田です。

本日の記事の題名にもあるように、受精着床学会に参加してきました。

今回のテーマは、4月からの不妊治療の保険適用についての話題が多く、活発な討論がされていました。

保険適用は妊活するすべてのカップルに朗報かと思えば、
保険適用に認定されなかった薬や医療技術があり、
それが必要な方々にとっては保険適用が実施できないこともあり、医療従事者としても大変悩ましいこともあります。

ですが、
「医療の質を低下させない。最高の医療をお届けする」
この想いはどこの施設の医療従事者も同じで、

そのためにどのような工夫をすればよいか?
こんなことをやっているよ!

という様々な意見が聞けた大変有意義な学会でした。

保険適用の診療が始まって、妊活中のカップルに対してのアンケート調査を報告している施設もありました。
よかったこととして、カップルで病院に行くことが増えたことが挙げられていました。

保険適用で治療を受けるにはカップル二人の診療計画書の提出が必要になります。
ですので、お二人で診察にお越しいただくことも増えました。
診察室では、男性からの質問が多く、妊活治療への関心の表れだと感じとてもうれしく思っています。

二人の治療に向き合うことの大切さをわたしたちも再確認させていただいています。

カップルでの来院が増え、そのためどうしても診療に時間がかかり、予約制ではありますが曜日や時間帯によっては大幅にお待たせしてしまうこともあります。
みなさまには大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

保険適用元年、勉強してきたことを活かして、当院での診療も日々より良いものに向上していきます。



濱田亜紀