~BMIと不妊治療~

みなさん、こんにちは!院長の園田です。

4月に入り、暖かい日差しのもと桜も一斉に咲き始め、心躍る春が来たことを実感します。

どこに出掛けようかな、何をしようかなと、この季節はいつも可能な限り予定をびっしりと入れてしまうことが多く、途中で疲れて風邪をひいてしまったりもするのですが…

いろいろと計画し楽しい時間を過ごすことは、日々の仕事に向けるエネルギーの元となりますよね。

街には、海外の観光客の方も驚くほどたくさんいて、みなさん本当に日本を思い切り楽しまれています。先日、お店で食事をしていると、隣に座っていたハワイから遊びに来られた一家に話しかけられ、日本に来て、食べて美味しかったもの、これから訪れる楽しみにしている場所などをとても嬉しそうに教えてくれました。5歳のとてもキュートな女の子は目をキラキラさせながら、“明日USJに行くんだ”と飛び跳ねていました。ちなみにお母さんが楽しみにしているのは、無印良品でのお買い物だそうです。

しかも滞在期間は8日間!羨ましい~

不妊治療に向き合っている皆さんも、しっかりと息抜きをし、笑って過ごす時間をできるだけたくさん作りましょうね。

コロナ禍によりいろいろな弊害が社会に及ぼされましたが、世界中で肥満人口が増加しているということもそのうちのひとつではないでしょうか。

今回は誰にとっても、耳が痛い体重、肥満についてのお話をしようと思います。

皆さんご存知かと思いますが、BMI(Body Mass Index)は体重と身長から計算できる肥満ややせの判定に用いられる指数です。

BMI=体重(kg)×(身長m)²

このBMIが18.5未満はやせ、18.5-25未満が普通、25以上は肥満となります。

肥満は生活習慣病のリスクファクターであることは言うまでもありませんが、不妊治療においても同様に悪影響を及ぼします。

不妊治療においては、妊娠率が低下し、更に妊娠中・出産時のリスクを増加させることが明らかになっています。

肥満は、周期的な排卵を起こすために必要なホルモンバランスの崩れを起こし無排卵になったり、卵子の質の低下や、着床能の低下をも引き起こしたりもします。

実際に体外受精を行った女性のBMIと妊娠転帰についての報告では、肥満の方の妊娠率・出生率の低下、流産・早産の増加が指摘されています。

また体外受精では、複数個の卵子を得るために過排卵刺激を行いますが、肥満の方は薬剤の効果が低く、また、採卵の際に卵巣穿刺が困難になる場合もあります。

また、妊娠成立してもその後の周産期合併症に気を付けないといけません。

妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などを発症するリスクが高まり、母体はもちろん、赤ちゃんにも大きな影響を与えかねない状態になることもあります。

不妊治療は妊娠することが一番の目的ですが、妊娠が決してゴールではないことを念頭に置いていてほしいと常々思います。

とは言っても、どうやってダイエットすればいいの?そんなに食べてないつもりだけど?と思われる方はたくさんいらっしゃると思います。

当院では、食生活について助産師が作成した動画も公開しています。

ぜひ参考にしていただき、また直接相談してみたいということがあれば、診察の際にお声掛けください。

身体もこころも健康な妊婦として送り出すこと、その後の健やかな妊婦生活、出産を迎え、元気に育児ができることを目標に私たちは皆さんの治療に携わっております。

不安なことは声に出してくださいね。

院長 園田桃代