男性外来について ~男性ができる最大のサポート~

みなさん、こんにちは! 院長の園田桃代です。

季節の変わり目は体調を崩しやすく、うがいや手洗いといった日々の習慣はもちろん、運動や食事なども含めて、健康に毎日を過ごすことの大切さを改めて感じます。

私は以前から週に2〜3回ジムに通っているのですが、「今日は少し疲れたな、休もうかな」と思う日が続くと、その週は結局一度も行かずに終わってしまうこともあります。すると逆に体調の戻りが遅くなったり、疲れが抜けにくくなったりして、「やっぱり少し動いた方が調子がいいな」と感じて、また通い始める…そんなことを繰り返しています。

自分に厳しすぎず、甘すぎず(ちょっと甘めでもよいのかもしれませんが)バランスを取るのは難しいですね。

              

今回は男性外来についてお話しようと思います。

“二人で踏み出す一歩が、奥さま・パートナーへの一番の支えになります”というお話です。

不妊専門クリニックとして当院が大切にしていることの一つとして、「不妊治療は夫婦、パートナー2人での診察と治療が基本である」という考え方です。

「まずは女性が受診して、原因があれば男性も……」と考えがちですが、実際には不妊の原因の約半分は男性側にあります。そのため、最初から二人揃ってスタートを切ることが、結果として「妊娠」というゴールへの最短距離となります。

         

男性はどのような検査、診察を受ける必要があるのでしょうか。

  • 血液検査、尿検査

貧血や肝機能、腎機能など全身状態のチェックを行います。

また尿検査では尿糖や尿蛋白が出ていないか、また、クラミジアの感染についても調べます。

  • 精液検査

精子の数や運動率を把握することは、治療方針(タイミング法、人工授精、体外受精など)を決定する上で不可欠なプロセスです。また精液所見は変動がありますので、前医での検査を済まされていても、再検査の意味も含め当院では検査を進めていきます。

  • 男性外来

不妊治療において、女性は検査や投薬、通院など、身体的・時間的に男性よりも負担が大きくなることはどうしても避けることはできません。そうした中で、パートナーである男性が自ら「男性外来」を受診し、検査や治療に主体的に取り組む姿勢を見せることは、女性にとって「一人で戦っているのではない」という大きな安心感に繋がります。

「自分のために、二人のために動いてくれている」という実感は、心の負担を軽くし、夫婦の絆を深める何よりのケアとなるのです。

「男性外来に行くのは気恥ずかしい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。当院の男性外来は男性医師が担当しています。同性だからこそ共有できる悩みや、デリケートな相談もスムーズに行える環境を整えています。

男性外来ではどのようなことをするのでしょうか。

  • 触診
    精巣や精巣上体、精子の通り道に問題がないかを調べます。
  • エコー
    精巣内部の血流を確認し精索静脈瘤の有無、腫瘍などの有無を確認します。
  • ED薬や漢方の相談: ライフスタイルや体質に合わせて処方を提案します。

不妊治療は、どちらかが主役で一方が協力者という関係ではありません。お二人が「チーム」として、同時並行で診察と治療を進めていく。これが当院の考える理想的な不妊治療の姿です。

大事な奥さま、パートナーを笑顔にし、安心感を与えるために、男性も一歩を踏み出してください。

                                                                                                     院長 園田桃代