妊活への第一歩 ~健康な身体をつくろう~

春爛漫。桜が美しく咲き誇っていますが、気候の変化、昼夜や温度差で体調を崩しやすいのもこの季節。
そして、コロナウィルスの影響もあり何だか落ち着かない日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか。
そんな時だからこそ健康な身体づくりに注目し、健康な身体づくり=妊娠に向けた身体づくりを実践してみてはいかがでしょう。
そこで、今回は腸活についてピックアップ。
近年、腸にはさまざまな役割があり、免疫にも関与する重要な働きをしていることが注目されています。
腸活をすることで、免疫力を高めることができ、妊活によるストレスも軽減できる一石二鳥の情報をお届けしたいと思います。

【腸活】=腸内環境を整えること

まず、腸とはどんな働きをする器官なのでしょうか。
腸は、食べ物を消化、栄養を吸収し、老廃物を排泄する臓器です。
これ以外にもさまざまな機能があり、第二の脳と呼ばれるほど重要な臓器なのです。


私たちの身体には、病原菌やウィルスを排除する免疫細胞が存在していますが、全免疫細胞の6割以上が腸にあると言われています。さらに、セロトニン、ドーパミンなど幸福ホルモンと呼ばれる神経伝達物質を合成するのも腸。心の安定、睡眠に深く関係するセロトニンは、9割が腸で作られています。
腸と脳(心)は、とても密接な関係にあり、自律神経が大きく関わっています。ストレス(交感神経優位)がある時は、腸の働きが停滞し、リラックス(副交感神経優位)している時は、腸の働きが活発になります。
何かとストレスの多い妊活ですが、腸活をしてセロトニンの幸福ホルモンで妊活のストレスをうまくコントロールしましょう。
笑顔で楽しい妊活を目指しませんか?

腸活に良い食材をしっかりとる

腸の中には、100兆個以上の腸内細菌が存在しています。その種類は、体に良い影響をもたらす「善玉菌」が2割、体に悪い影響を及ぼす「悪玉菌」が1割、そのどちらでもない中間の菌「日和見菌」が7割を占め、この日和見菌が、食事や生活習慣によって善玉菌にもなれば悪玉菌にもなります。いかに、日和見菌を善玉菌の味方につけるかが重要です。

善玉菌を豊富に含む食材の摂取と、そのエサになる食物繊維、オリゴ糖を増やすことが重要です。

腸活をすることで、腸内環境が改善され腸が活性化します。その結果、免疫力が高まり、さまざまな不調の軽減・解消につながり健康を維持しやすくなります。
このように、腸内環境が整うと身体に良いことばかりなのです。
これらの食材を、一度にたくさん摂取するのではなく、毎日の食事にバランスよく取り入れていくようにしましょう。

腸活・妊活にうれしい季節野菜のご紹介

春が近づくと、よく目にする『菜の花』をご紹介したいと思います。
『菜の花』は、食物繊維が豊富で腸活に良し、しかも妊活にはかかせない葉酸を多く含んでいます。「葉酸の王様」と呼ばれているそうです。

「旬の食材」は、その時期の身体が必要とする、豊富な栄養成分が入っています。
四季のある日本ならではの旬の野菜を食べて、季節を感じる心の余裕を持てるといいですね。これを機会に、心身ともに健康な身体づくり=妊娠に向けた身体づくりをしていきませんか。