オンラインでインフォームドコンセントを受けて頂けます。

こんにちは。培養室です。

新型コロナウイルスの感染拡大がさらに続いており、まだまだ油断できない状況が続いています。当院でも、ひきつづき感染症対策をおこなっており、通院中の皆さまにもご協力を頂いております。いつもありがとうございます。

国立感染症研究所による『新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領』によると、会話する場合は、双方の感染リスクを抑えるため、1メートル以上の距離で15分以内に制限することが推奨されています。

当院でもすべての診察室、処置室にパーテーションを設置し、近距離での接触を最小限にするために説明時間も出来る限り短縮させていただいております。

説明の中でも、体外受精をはじめるご夫婦には必ず最初に受けて頂く、「インフォームドコンセント」は、培養士から治療の流れや妊娠率などのデータといった体外受精の概要、起こりうるリスクと当院での対応などについて、約1時間かけてお伝えします。
これは、体外受精について十分にご理解いただいた上で安心して治療に臨んでいただくために、とても重要な内容です。

しかし、個室で説明をしながら1時間という長い時間を過ごすのは、互いに感染リスクが高まる一因となってしまいます。

そこで6月より、オンライン会議用ツールであるzoomを使用して、オンラインでインフォームドコンセントを実施しております。

診察券のご提示によるご本人確認をさせて頂いたあと、
普段のインフォームドコンセントで使用している資料を、以下のように画面に映して観て頂きながら、説明をおこなっています。
途中で気になる箇所があれば、質問していただくことも可能です。

体外受精の流れ
受精方法

当初はスタッフの大多数がzoom未経験でしたが、いまでは対面でのICのときとほとんど同じ様に説明をおこなっています。

実際に受けて頂いた方からは、「対面の説明のときと同じように聞くことが出来た」、「スライドがあって分かりやすかった」、「夫婦でスケジュール調整がしやすかった」などといった感想を頂きました。

体外受精の治療に進まれる方は、是非オンラインによるインフォームドコンセントをご検討頂けましたらと思います。

オンラインでインフォームドコンセントをするために必要な環境

zoomを普段使わないという方は、少し抵抗があるかもしれませんが、特別な環境は必要なく、以下の条件を満たすPCかスマホどちらか1台と、安定したインターネット環境があれば実施頂けます。

スマホの場合

画面が小さい分、少しスライドの資料が見づらいかもしれませんが、ズームしてご覧いただけます。

・内カメラつき
・Andriod4.0x以降、iOS7以降

PCの場合

画面が大きく、スライドの資料が見やすいのでおすすめです。

・カメラ機能つき

・CPUがデュアルコア2Ghz以上(Corei3以上/AMD Ryzen3以上)
・メモリが4GB以上

 ※windowsの場合、コントロールパネル>システムとセキュリティ>RAMの量とプロセッサの速度の表示 から上記2点ご確認頂けます。

コントロールパネルから「システムとセキュリティ」を選択
「RAMの量とプロセッサの速度の表示」を選択
「プロセッサ:」からCPU情報、「実装メモリ(RAM):」からメモリ情報がわかります。
もし、なにかわからないことがあれば、当院スタッフにお尋ねください。

また、「体外受精に進もうか迷っている」という方は、無料の体外受精セミナーをぜひ受けてみてください。治療スケジュール、費用などを体外受精の概要をご説明しております。
動画でもご覧いただけますが、院内でも感染症対策に十分留意して少人数で開催しております。

インフォームドコンセントだけでなく、不妊治療に関する相談などもオンラインで受付中です。
詳しくはこちらをご覧ください。