妊活中~妊娠中は注意が必要!だけど大事なビタミンA

こんにちは !
観測史上最短、最速で梅雨が明け、続く猛暑の毎日🌞
皆さん体調など崩されてはいないでしょうか。

さて、今月23日(土)は土用の丑の日。
スーパーやコンビニ各所に鰻の予約広告が貼られ、
前を通る度にどうしようかな?と考えてしまいますね!

土用の丑の日に鰻を食べる風習の起源には諸説あるようですが、
暑い夏を乗り切れるように栄養価の高い鰻を食べて精をつけようということのようです。

鰻にはビタミンA、ビタミンB1,B2などのビタミン類やカルシウム、DHA、EPAなどの栄養が豊富に含まれています。
なかでもビタミンAは100g食べれば成人の1日あたりの必要量を摂取できる程、豊富に含まれていると言われています。

ビタミンAと妊活

ビタミンAは脂溶性のビタミンで、皮膚や粘膜、目を健康な状態に保ち、胎児や乳幼児の成長を促す働きがあります。

ビタミンAの種類には動物性食品に含まれるレチノールや植物性食品に含まれるβカロテンなどのプロタミンAがあります。


動物性食品から得られるビタミンAは肝臓に蓄積されますが、プロビタミンAはビタミンAの前駆体であり、体内でビタミンAが不足した場合にビタミンAに変換されるため、過剰摂取の心配がありません。これは緑黄色野菜などに多く含まれています。
また、βカロテンには抗酸化作用があるため、卵子や精子の老化を防ぐ働きも期待できます。


日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、
ビタミンAの1日の摂取目安量は下の表のように示されています。


ビタミンAは肝臓に蓄えられている上、多くの食品に含まれているため、
長期間意識的に制限しない限り不足することはあまり心配ありません。


万が一、不足してしまった場合に考えられる症状は、暗い所で目が見えにくくなる『夜盲症』や皮膚や粘膜の乾燥による免疫力の低下などが挙げられます。


妊婦さんは鰻を食べない方が良い?

カラダの調子を整え、胎児の成長にも必要不可欠なビタミンAですが、一方で特に妊活中~妊娠初期のみなさんに注意が必要なのは過剰に摂取し続けてしまうことです。「妊婦さんは鰻を食べない方が良い」とこんな話を聞いたことはありませんか?

ビタミンAが過剰になると頭痛や嘔吐等の不調を引き起こすことになり、さらに妊娠初期では胎児奇形のリスクが高くなるという報告がされています。

そのため、「妊婦さんは鰻を食べない方が良い」という話も出てくるのでしょう。また、妊活中のみなさんも妊娠の可能性を考え不安に思うこともあるのではないでしょうか。

確かに、妊活中~妊娠初期の場合はβカロテンのような体に蓄積しないビタミンAがより安心ですが、動物性のビタミンAを全く食べてはいけないというわけではありません。 量を調節するなどし、継続的に摂取し続けなければ大丈夫です。

注意)

今回はビタミンAのお話でした。
ビタミンAの働きにより皮膚や粘膜を健康に保つことは、感染症の予防にもなります。コロナウイルス感染患者もまた増加傾向にありますので必要量に注意し、しっかり摂取していきましょうね。


季節のイベントや美味しい食べ物等、楽しみを見つけながら 暑い夏を元気に乗り気っていきましょうね!