不妊治療の助成制度について

みなさん、こんにちは。

緑も花も美しい季節ですね。私は友達とバーベキューに行ったり、数年ぶりに親戚で集まったりと楽しい5月を過ごしました。どこに行っても人がたくさんで、誰もが久々のレジャーを楽しんでいるんだなと感じました。

淡路島のネモフィラです。



さて今回は、今年4月から新たに始まった大阪市の不妊に対する助成制度を2つご紹介します。

ひとつは「大阪市不妊検査費助成事業」といい、その名の通り不妊に関わる検査を行った場合の費用の一部を助成する制度です。

・夫婦どちらかが大阪市在住である
・令和5年4月1日以降に検査を開始している
・検査開始日の妻の年齢が43歳未満である

などが条件となります。助成額は上限5万円まで、1夫婦1回限りです。保険適用かどうかは問われませんので、自費の検査費用も対象となります。夫婦揃って早期に不妊検査を受け、適切な治療を始められるようサポートするための制度です。

二つ目は「大阪市特定不妊治療費(先進医療)助成事業」です。

体外受精や顕微授精などの特定不妊治療と併せて行われた先進医療の費用の一部が助成されます。当院でもタイムラプス培養、SEET法、ERA、EMMA/ALICEなどの先進医療を行っています。助成されるのは先進医療の費用の10分の7で、上限は5万円となっています。こちらの制度も回数や年齢制限がありますので詳しくは市HPか当院受付までお問合せ下さい。

このような助成制度がある市町村はまだまだ少数です。当クリニックが在する豊中市や、守口市でも同じような制度がありますが、費用の対象が保険診療に限られていたり、治療内容が限られていたり、助成制度がまちまちです。同じような制度が全国でも広がりつつありますので、今後もお住まいの市町村の助成制度をチェックしてみてください。私たちも新しいお知らせは当院LINEを使っていち早く皆様にお届けしていますので、ぜひお友達登録をお願いします。

  受付 和田香奈子