こんにちは、培養室です。
当院では、体外受精の治療を始める前に、必ずご夫婦で体外受精のインフォームドコンセントを受けていただいています。
インフォームドコンセントでは、体外受精の治療の流れや採卵・胚移植の方法、受精方法などについて、リスクも含めてご説明しています。
また、先進医療についてもご案内しています。
全例で実施
タイムラプス撮像法とは、培養環境を維持したまま、受精卵や胚の様子を観察することができる方法です。
インキュベーターに内蔵されたカメラで一定間隔ごとに撮影することで、胚を外に取り出すことなく、その発育の様子を確認することができます。
オプションで実施
胚を培養した培養液を、胚移植の前に子宮内へ注入する方法です。
培養液に含まれる胚由来の物質を利用して、着床に適した環境を整えることを目的としています。
成熟した精子がヒアルロン酸に結合する性質を利用して、精子を選別する方法です。
先進医療についてご説明すると、「オプションの先進医療は、どのくらいの方が希望されますか?」というご質問をよくいただきます。
「何割くらいの方が希望されています」とお答えすることはできますが、大切なのはご夫婦によって治療に対する考え方は異なり、選択に正解があるわけではないということです。
例えば、
「初回はオプションを付けずに治療を行い、その結果を踏まえて、必要に応じてオプションの治療を検討したい」
という考え方もあります。
一方で、
「初回からできることはできるだけ取り入れて治療したい」
という考え方もあると思います。
どちらが正しいということではなく、ご夫婦がそれぞれの治療について理解し、納得したうえで選択することが大切です。
治療を始める前に、ご夫婦で「どこまで治療を受けたいか」「どのような治療を選択したいか」について話し合い、お互いの考えを共有しておくことも、これから治療を進めていくうえで大切なことだと思います。
初めての体外受精では、聞き慣れない言葉も多く、分からないことや不安に感じることもたくさんあると思います。
治療内容やそれぞれの選択肢について、少しでも疑問に思うことがあれば、遠慮なくご相談ください。
ご夫婦がそれぞれの考えを大切にしながら、納得できる治療を選択していただけるよう、培養室スタッフもサポートしていきたいと思います。

