~園田と小柳~ 共に闘う不妊治療医への思い

桜

いつの間にか冬から春となり、美しい満開の桜も満喫できないまま終わってしまいましたが、心も体も元気に毎日を過ごせているでしょうか?

私はストレス解消でもあったプールも行けなくなってしまい、このままでは体重も増加の一途を辿りそうな不穏な状況・・・

そこで!そんな恐ろしい状況を打破するため、ジョギングを始めてみました。

走りながら、いろんな景色を見て、いろんな人の行動を見て、時には新しいお店の発見をしてと、今のところは挫折することなく、楽しみながら続けております。テレビからの情報も大切ですが、実際に見て目から入ってくる新鮮な情報は、閉塞感で重くなった心を少し軽くしてくれることと思います。

ところで!

私の右腕として大変頼りにしていた小柳良子医師が先日より、産休・育休に入りました。今回はどれだけ私が小柳医師を頼りにし、助けてもらっていたかをお話したいと思います。

開業当初から医師は私一人で診療してきましたが、いろいろな場面で相談したいこと、意見を聞きたいことが出てきます。そんなときに誰か来てくれないかなと思いながら、なんとなく頭に浮かんできたのが、大学病院時代に不妊グループとして働いていた頃のことです。

その頃は、私を含めた固定の二人の医師が不妊グループとして所属し、若い先生たちが順番に不妊グループで研修するために数か月の期間、配属されるという状況でした。私が大学病院を退職するという最後の時期に、最後に研修に廻ってきた若き医師が小柳でした。

正直、若い先生の指導はギャップを感じて戸惑ったり、内心、こいつ~!と思ったりすることもありました。しかし、小柳とは何の違和感もなく、以前から一緒に不妊グループで働いていたかのような心地よさを感じながら働くことができました。当院でも行っている卵管鏡下卵管形成術を当時、大学病院で初めてやってみようというときにしっかりとサポートしてくれたのも小柳でした。

その頃のことを考えていた時に、小柳先生どうしてるのかな~と思っていたところ、突然、私の前に小柳が現れたときには、人の縁とは、こういうものなんだなと実感したのを覚えております。

そこからは、今も変わらず私を常に全力でサポートしてくれています。的確な診断能力、確かな技術、仏のような優しさで患者さんに接する診療態度など、私はもちろんスタッフからも絶大な信頼を得ております。

今回、小柳は5月初旬に出産予定です。大きなお腹でぎりぎりまでよく頑張ってくれました。元気にまた復活してきてくれる日がとても楽しみです。


“楽しく仕事をする” 私が働き始めてから今までずっと大事にしてきた思いです。
しんどい状況の中でも、この仕事が好きだな~楽しいな~と思いながら働く。
人との縁を大事にして、縁があり集まった職場の仲間と思いを共有し目標に向かっていくこと、楽しく仕事をするためにはとても大切なことだと、最近特に思います。

社会全体で、コロナウィルスとの闘いの中、皆さんの職場でもいろいろな問題が起こり、不安な思い、悔しい思いを持たれている方もたくさんいらっしゃることと思います。
つらい状況でも、諦めず、目標に向かい、いろいろな人に真摯に向き合うこと、そして、みんなで前を向きましょう。

私たちもスタッフ一丸となり、皆さんの妊活を精一杯サポートしてまいります。



最後に・・・

アメリカの産婦人科学会誌で報告されたデータをご紹介したいと思います。

COVID-19 infection among asymptomatic and symptomatic pregnant women: Two weeks of confirmed presentations to an affiliated pair of New York City hospitals

Noelle Breslin et.al    Am J Obstet Gynecol MFM.2020

2020年3月13日~27日の2週間で、ニューヨーク市の病院でコロナウィルス感染と診断された妊婦43人の経過についてです。

・無症状~軽症:37人(86.0%)
・重症:4人(9.3%)
・重篤:2人(4.7%)
*新生児での感染例はなし  

コロナウィルス感染症でいわれている経過を妊婦・非妊婦成人で比較した場合、下記の表の結果となります。
妊婦・非妊婦であっても重症度に差はないことが分かります。

 妊婦(今回のデータ)非妊婦成人
軽症86.0%80.0%
重症9.3%15.0%
重篤4.7%5.0%

コロナに関しては、今後たくさんのデータが出てくると思います。
正しいデータを正しく理解すること、それも不安を軽減するひとつの有効な手段だと思います。

まずは感染予防です。
まめな手洗い、3密を避ける、心身ともに健康体でいること。

みなさん、ともに乗り切りましょうね!

                            院長 園田桃代