妊活に大敵!夏場の冷え   

いよいよ6月!日差しがまぶしく汗ばむ季節になってきましたね。
紫外線も気になりますが、冷房による冷えを感じる方も多いのではないでしょうか。
冷えは寒い時期だけでなく夏場にも現れる症状です。
これから本格的な夏に向けて冷え対策を行うと年中冷えない身体つくりが出来ると言われています。
今日から血液循環を良くして冷えづらい身体を目指してみませんか。

◆冷えとは◆

冷えは血管が収縮し、血液の流れが悪いため毛細血管へ温かい血液が流れず、末梢の手足などが冷えてしまう状態のことです。

冷えを自覚している人の割合は女性が半数から7割、男性でも1割近くあると報告されています。
主な原因は運動不足(筋肉量)、食生活の乱れ、ストレス、自律神経の乱れ、喫煙などです。

◆夏場の冷え◆

暑い時は副交感神経が働き、血管を拡張させ発汗を促して体の熱を放出します。
逆に寒い時は交感神経が働いて血管を収縮させ、発汗を抑制し体温の下がりすぎを抑えます。
このような反応をコントロールしているのが自律神経の働きです。
人間の体が無理なく対応できる温度変化は7℃前後とされていますが、夏場はそれ以上に温度差がある環境にいることが多く、暑い屋外と冷房のきいた室内を行き来することで自律神経のバランスが崩れる原因につながり、冷えをもたらします。
また、冷たい飲み物や食べ物の取り過ぎも身体を冷やします。

◆冷え症の種類・対策◆

◆妊活と冷えについて

「冷えが必ずしも不妊に繋がるとは限らない。」と言う意見もあります。
それは手足やお腹の表面が冷たいことと子宮や卵巣の冷えや血液不足はイコールではないとも考えられているからです。
私たちの身体は恒常性(生体の内部や外部の環境因子にかかわらず生体の状態が一定に保たれること。)にて深部体温(体の内部の温度→直腸温や鼓膜の温度)が37.0℃程に保たれています。そのため、血液や尿は一定の温度で保たれています。
卵巣はお腹の表面から約8.0㎝の深さにあり外部から温めるのは難しいとされています。
女性の身体は思春期になると妊娠、出産にむけて皮下脂肪が増えてきます。
皮下脂肪は断熱材の役割を果たし子宮や卵巣を守ります。
ポットの原理と同じで身体の深部は温かくお腹の表面が冷たいのは正常なこととなります。

ただ身体が冷えることで自律神経が乱れ血管が収縮すると、血液の循環が悪くなります。
卵子をつくるのも、子宮の内膜をつくるのも、受精卵を受け入れ育てていくことに関しても血液の循環はとても大切なことです。なので血液を上手く行き渡らせることが大事となってきますね。

温活・妊活にうれしい誰でも簡単!あずきカイロのご紹介

『あずきカイロを作ってみませんか。』

~作り方説明~
*材料 綿生地12cm×30cm(ガーゼハンカチや手ぬぐい、綿麻生地でもOK)
あずき(200g~250g) 糸 針
*作り方
①綿生地の上下を小豆が出ない程度の目で縫う。(並み縫いする。)(図1)
②生地を表に返し、あずきを入れる。(図2)

図1

図2

③あずきを入れた口の部分を裏生地方向へ1㎝中に折り込み縫う。(図3) 

図3

完成!!

*使い方
600wで袋に入れたあずきを1分温める。
熱傷に注意しながらハンドタオルに包み衣服の上より温める。
*注意点
あずきカイロの温かさは20分程度持続します。
繰り返して使用可能(100回程度)ですが、あずきが割れたりすれば焦げて出火原因になる為新しいものを作る時期だと考えて下さい。

当院のスタッフも何名か使用していますよ(^^♪
血管が表面に出ている部位を温めると温まった血液が身体中を巡り、冷えの改善に役立ちます。
とくに自然素材のあずきは優れた吸熱性と遠赤外線効果から優しい温かさが持続する為、身体の深部まで熱が届くと言われています。
お好きな生地やハンカチを用い、直線縫いで1時間程で完成します。
在宅時間を有効に使い、お気に入りのあずきカイロを作って気持ちもリフレッシュしてみませんか。
パソコンやスマホによる眼精疲労や肩こりにも効果的ですよ。