◆深呼吸してみませんか◆

こんにちは!看護師の広岡です。

本格的な夏が近づいてきました!
昨年同様、暑い中でのマスク生活が続きますね。
でも最近のマスクは暑さ対策を考えたものもあり、快適なマスク生活を過ごせるようになってきています。
また、おしゃれなマスクも増えており、ファッションの一部になりつつあります。

私は先日、マスク生活になってから自身の呼吸が浅くなっていることに気付きました。
徒歩通勤をしていて息苦しさを感じた為です。
今回は呼吸についてお話したいと思います。

☆呼吸とは

生きていくために必要なエネルギーの酸素を取り入れ、老廃物になった二酸化酸素を吐き出だすために呼吸をします。
成人の場合、「吸って吐く」を1回と数え、1分間に12~20回呼吸をしています。
そして、1回の呼吸で400~500ml(浅い呼吸は250ml)の空気を吸い1日に3万回も呼吸をしています。

☆浅い呼吸とは?「浅い呼吸基準」


普段通りの呼吸をして鼻から息を吐いたあとに鼻をつまみ、息をしたくなる時間をチェック!
30秒以下で息をしたくなったら、呼吸が浅くなっている証拠。
我慢せず30秒息を止められたら合格ライン。
40秒以上止められたら理想的だと言われています。

☆呼吸が浅くなるとどうなるの・・・(>_<)?

マスク生活だけではなく、妊活中には悩みがつきものでストレスを感じることも多いですよね。
ストレスや運動不足なども呼吸が浅くなる原因と言われています。
呼吸回数が増え、呼吸が浅くなると、自律神経の交感神経が高まります。
交感神経が高まると、様々な身体の不調をきたすことがあります。


    ・だるさや疲れが取れにくい。
    ・肩こり、腰痛が生じやすい。
    ・免疫力が下がる。
    ・集中力が低下する。   など・・・

上記のことから呼吸は自律神経に大きな影響を及ぼします。

★自律神経とは
 「自分の意思で動かせない心臓や血の流れなどの動きを司る神経」のこと。

交感神経とは
 昼間や活動しているときに活発になります。
 交感神経が強く働くと、血圧が上がり、瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になります。
★副交感神経とは
 夜間やリラックスしているときに活発になります。
 副交感神経が強く働くと血圧が下がり心拍数は減少。
 瞳孔が収縮し、心と体が休んでいる状態になります。


健康な人なら昼間に交感神経が強く働きアクティブに動いて、夜に副交感神経が強く働きぐっすりと眠られるようになるんですね。
深くゆっくりとした呼吸には副交感神経の働きを高める効果があります。
自律神経は自分の意思で動かすことはできませんが、呼吸なら自分の意思で深く大きくすることができますね。

深呼吸は身体をリラックスさせる効果も期待できます。
妊活中の検査や処置の前は緊張や不安が大きいと思います。
採血、卵管造影検査、採卵や移植前に呼吸を整えてみませんか。
不安が和らぎ緊張もほぐれるはずです。

☆深呼吸をして自律神経を整えよう!!
 実践!副交感神経を活性化する「1:2」の呼吸法

吸気時は「1」、吐く時は「2」の割合で呼吸をする、「1:2」の呼吸法を紹介!

 3~4秒間鼻から息を吸い込み、6~8秒かけて口からスーッと吐き出します。
 ・1日1回3分間を目途に行う。

☆おわりに

集中力がない時、イライラした時、プレッシャーを感じた時も「1:2」の呼吸法は効果的です。
日々の生活や仕事中、妊活のストレス軽減などにお役立てください。
呼吸を意識することで心身共に健やかな毎日を過ごしましょう。