妊活中の栄養について ~ビタミンEのはなし~

皆さんこんにちは。

7月中旬以降より、猛暑日・熱帯夜が続き、体調を崩していませんか?
私は、極端に暑さが苦手で、暑さ対策グッズを駆使しながら、この時期を乗り切ろうと奮闘しています。
さて今回は、妊活中の栄養としてビタミンEのお話をします。

妊活中に摂取が必要な栄養素としては、葉酸ビタミンDなどが特に取り上げられることが多いですが、今日はそれに続く栄養素としてビタミンEを取り上げたいと思います。

ママになりたい 妊娠しやすいからだづくり2021より

ビタミンEの働き

ビタミンEは脂溶性のビタミンのうちの一つです。
ビタミンEの大きな役割は、細胞の老化を防ぐことです。人間の細胞は、体内に取り入れた酸素で常に酸化されやすく、それによって細胞の老化が進行します。ビタミンEは酸化から細胞を守る働き(抗酸化作用)があり、がんや動脈硬化、老化を予防してくれるからだにとって大切な栄養素です。
また不妊治療に関しては、細胞の老化を防ぐ抗酸化作用があることから、卵子の老化予防や精子の質の改善に効果があると言われています。
血流を良くする効果もあり、冷えの改善や、子宮への血流改善により子宮内膜を厚くする効果も期待出来ます。

ビタミンEの摂取方法

ビタミンEはβカロテンやビタミンCなど抗酸化作用のある他のビタミンと一緒に体内へ取り入れることで効果をさらに発揮します。
また油脂の少ない食品は、油と一緒に摂取することで吸収率が上がります。

ビタミンEの特徴は

・光に弱く紫外線で分解されやすい
食物の保存は冷暗所や光を通さない容器をおすすめします。

・酸化されやすい
時間がたつと酸化して効果が発揮できなくなるため、なるべく空気に触れないように保管し、
  新鮮 なうちに使い切ることをおすすめします。

脂溶性のビタミンですが、通常の食事からの摂取では過剰摂取にはなりにくい栄養素です。
サプリメントから摂取する場合には、過剰摂取にならないよう注意して下さい。

【ビタミンEを多く含む食品】

ビタミンEを多く含む食品モロヘイヤ、かぼちゃ、だいこん葉、ほうれん草、ブロッコリー、さつまいも、ナッツ類 アボカド はまち、たらこなど

肉類に比べると、魚介類は含有量が多めです。

食生活の基本はバランスの良い食事をとることです。
今は、夏バテなどで食欲低下しやすい時期と重なり、栄養なんてなかなか考えられない~(^_^;)。と思うかもしれませんが、健康維持や、妊娠・出産に向けて不足しないように意識して摂取していただくようおすすめします。